編者より
 SNSを介した性的てなずけ行為について理解し、被害に遭わないためのライトハウスとなるような書籍を目指しました。理論の章では、犯罪心理学者・デジタル性暴力についての相談支援者・マインドコントロールが専門の社会心理学者・性加害者への相談支援者・性暴力問題に長年関わってきたジャーナリスト・女性問題に詳しい弁護士・国際的な子どもの性的探取に取り組んでいるNGOの方に執筆をお願いしました。支援のの章では、精神医学の啓蒙活動をYouTubeにおいて日々おこなっている精神科医、SNSを用いて相談支援を行っている支援者の方に活動の実際を執筆していただきました。支援に携わる方々だけでなく、教職員や保護者の方々にお手に取っていただけるとうれしいです。
 この本はタイトルからAMAZONなどで入手しない限り、皆さんが書店で手に取りにくいタイトルとなっています。教育機関にお勤めの方々には、SNSを利用しているこどもたちや若い人たちが、性的てなずけ行為について注意と危機感を持てるように、図書館等に配架する手配をしていただけるとさいわいです。