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相談することの不安

 親御さんが、中学生や高校生のこどもさんについての困りごとで悩みに悩んで、いざ相談やカウンセリングを受けようと決意した時、「さて、ウチはどこのカウンセリングルームに行くのがよいのかな?」、とか、「相談担当者は、ウチの子の問題を解決するのに十分な経験や技術を持っているのかな?」という不安を持つのではないでしょうか。
 私たちの相談室では、相談員の認定基準と相談員の詳しい情報をお示しして、保護者のかたが相談を申し込む時に抱く不安をできるだけ解消し、安心して相談サービスをご利用いただけるようにしています。
【相談員の認定基準(抜粋)】
①公認心理師と臨床心理士の両方の資格を保持していること
②専門機関での児童期〜青年期の子どもや若い人たちへの臨床経験を25年以上
③専門学会での発表10回以上、学術論文の執筆5本以上、専門領域での書籍5冊以上
④相談サービスの中で使用する心理技術について専門機関から認定を受けていること
⑤リスクのアセスメントとマネージメントができること
私たち相談員は全員、①〜⑤すべての基準を満たしています。

思春期青年期の専門家

学校教育、司法犯罪、思春期青年期医療の専門機関において、臨床心理士・公認心理師として25年以上の臨床経験があります。

調査研究と臨床実践

専門学会での学会発表とその論文化、専門分野の書籍執筆を数多く積み上げています。調査研究を臨床実践に活かしています。

社会的活動

いじめ、事件事故の被害などの分野で、有識者として公的機関の委員会等に出席しています(ネット上でご確認ください)。

心理アセスメント

 中学生もしくは高校生が、例えば不登校状態になったとします。その不登校状態を解決するには、「不登校=よくないこと」と捉えずに、「こどもさん本人も困っていることの別種の表現かもしれない」という発想の転換が重要です。ですからまず、何らかの問題とみなされる状態を構成している要因について分析することが問題解決の第一歩です。この要因分析は①心の発達、②対人関係の二系統で分析していくのが標準でありましょう。私たちの相談室では、心の発達に関連している認知能力を分析するために知能検査WISC-Ⅴ(年齢に応じてWAIS)を実施します。次に、心理検査を組み合わせて、ものの考え方や感じ方・行動パターンといった対人関係の特徴を分析します。
 「ウチの子は相談に来るかわからない」「親として何から相談したらよいかわからない」という漠然とした懸念もあるかと思います。こどもさんや若い人がいらっしゃらない場合でも、保護者のかたのヒアリングをに基づいて、こどもさんや若い人の現状の見取り図を描き、相談の方向性を絞り込んでいきます。

心理アセスメント

【知能検査WISC・WAIS】
土曜日・日曜日・祝日に受検できます。

心の発達

中学生や高校生の学校(集団)不適応状態は、①自分や他者への意識、②想像力や思考力、といった認知能力の発達が関連している場合があります。知能検査を利用して認知発達の特徴を把握し、こどもさんや若い人の学校(集団)不適応の裏にある本当の困り感の見取り図を描きます。

対人関係の特徴

学校生活への無関心、一見怠惰に見える生活態度は、本人の努力不足ややる気のなさが主たる原因ではない場合が多いものです。こどもさんや若い人からの丁寧な聞き取りも致しますが、適切な心理検査を組み合わせて、感情を交えた対人関係の量と質を分析する必要があります。

トラウマの分析

いじめ、事件事故、性的被害等、極めて強いトラウマ的出来事に遭遇している場合、まず心の傷つきの程度を分析する必要があります。知能検査、トラウマ専用の検査(IESR、DESⅡ、UCLA心的外傷後ストレス障害インデックス児童青年期用もしくはCAPS5)を用いて専門的な分析をします。

私たちの強み

 私たちは、思春期外来や少年警察活動といった臨床現場において、つねに学校と並走してきました。とりわけ、昨今のいじめやSNSを介した性被害といった新しい思春期問題においては、第三者委員や有識者として、官公庁、自治体、学校組織や養護教諭の団体に助言させていただいています。私たちは調査研究によって、こどもさんや若い人たちが遭遇する新手のトラブルを捕捉し、スタンダードな心理学的手法で分析を行い、トラブル解決のための打ち手を検討しています。

いじめの問題への対応

第三者委員会等での経験から、いじめの問題解決において、児童生徒指導の初動の打ち手が囲碁のプロセスの分岐点になることがわかっています。学校と何を連携するのが有効なのか、保護者のかたと最適解を考えます。

ネット依存・ひきこもり

思春期外来での臨床実践をもとに、こどもさんや若い人のネット依存について、まずは生活状況の分析を行います。その上で、生活に組み込まれたネット利用時間を他の行動にリプレイスするための打ち手と声がけを考えます。

性被害の対応・性加害の予防

専門機関での20年以上にわたる臨床経験、官公庁や自治体の有識者としての活動に基づいて、トラウマに出遭ったこどもさんや若い人への対応について保護者のかたを支援いたします。性非行、性加害の予防も対応します。

相談サービスについて

 私たちの相談室が提供するサービスのコンセプトについて、より深く知っていただくための記事となります。

無料ガイダンス

「相談を受けることが不安です」
「何から相談したらよいかわからない」
本格的な相談を受ける前に、相談することへの不安を解消してみませんか?
無料ガイダンスはお一人様30分で、対面・オンラインどちらも可能です。LINE公式アカウントで「友だち追加」の上、お申し込みください。
【ご注意】
相談の方向性を探ることが目的となります。

サービス内容と料金

 私たちの相談室は、いじめの対応、性被害、進級進学問題といった専門的な相談に強みを持っています。もちろん、中学生や高校生が抱える一般的な問題にも対応しています。お気軽にご相談ください。

保護者サポート
¥5,000-
1回あたり30分程度です。相談室が用意するテンプレートに従って、直近の親子関係のエピソードを報告していただき、それに対して助言いたします。さらに助言に対する実行状況をモニターします。形式は対面、電話、ZOOM等好都合な方法を選べます。「問題がありすぎて何を相談したらよいかわからない」場合におすすめです。
心理相談
¥8,000-
1回あたり50分です。保護者のかたの相談は、対面形式の面談だけでなく、ZOOM等を利用したオンライン面談も可能です。オンライン面談をご希望の場合、22時まで対応いたします。中学生と高校生の相談は対面形式の面談です。心理相談を継続している場合は、知能検査を優先的に受付ます。じっくり話したい人におすすめです。
家族相談
¥16,000-
ご家族(複数人)での相談は1回あたり100分です。対面形式による面談が基本です。ZOOM等を利用したオンライン形式の面談はお問い合わせください。新幹線をご利用して遠方よりお越しくださる場合は、同日に2回の対応、もしくは連続した2日間の対応なども可能です。こどもさんと保護者のかたの組み合わせも可能です。
専門相談
¥15,000-
1回あたり100分です。いじめ対応サービス、トラウマユニット(性被害)、性問題行動予防プログラム(性加害)、進級進学ガイド(留年と退学の問題)といった専門性が高い相談が対象です。できれば初回は対面形式による面談が望ましいです。対面形式による面談だけでなく、ZOOMによるオンライン面談の場合も可能です。
検査パック
¥25,000-
こどもさんと若い人の認知能力と対人関係の量と質を知るために、知能検査と心理検査をいくつか組み合わせます。まずは、知能検査の受検と結果報告の面談を特急で行います。その結果をもとに適切な心理検査を組み合わせて実施し、その結果報告の面談をします。約1ヶ月で完了します。料金は、総合所見まで含めた一式の料金です。

取材依頼・情報発信

 横浜保護者の相談室は、横浜思春期問題研究所の付属相談室です。研究所および相談室では、こどもさんや若い人が性被害に遭わないように、啓発活動もしています。もちろんその大前提として、こどもさんや若い人が集団不適応になったり、いじめにあったり、SNSのトラブルにあったりすることをどのように妨げられるかについても支援しています。

政府広報オンライン

政府広報オンライン

櫻井研究員(横浜思春期問題研究所副所長)が政府広報オンラインで子どもの性被害にあったときの対応を話しています。なお、撮影は横浜思春期問題研究所東白楽研修センターで行われました。"政府広報オンラインのXから引用"

NHKのニュース

NHKのニュース

学習塾や習い事スクールでの性被害について説明しています。"NHKのXより引用"

書籍出版

書籍出版

横浜思春期問題研究所も出版の企画に携わっています。

記事・読み物(横浜思春期問題研究所総合案内と同じ記事もあります)

よくあるFAQ

【重要なお願い】
当相談室は医療機関ではございません。診断を受けることがご要望の場合には、それに応じることができません。

不登校の相談はできますか?
お引き受けしています。ただし、まずは学校の先生、スクールカウンセラーの先生と相談してみることをおすすめします。
神経発達症の診断はできますか?
当相談室は医療機関ではなく、医行為である診断はできません。神経発達症の診断については、児童精神科を受診し、正式な診断を受けてください。当相談室で行う心理アセスメントは、こどもさんが学校生活を送る上でのさまざまな困り感に対応するために行います(例えば神経発達症による二次的な不適応の改善など)。
ひきこもりの相談はできますか?
お引き受けしています。ひきこもりの相談については長年の臨床実践があります。
いじめについての相談はできますか?
お引き受けしています。いじめの問題は初動が肝心です。学校への対応を含めて具体的なサポートをいたします。
高校生の留年や退学に関わる相談はできますか?
お引き受けしています。進級進学については特別なプログラムも用意していますので、ご提案させていただきます。
保護者だけの相談になりそうですが大丈夫ですか?
大丈夫です。保護者のかたを対象とした相談室です。いずれこどもさんを相談場面にお迎えするにはどうしたらよいかご一緒に考えます。
ZOOM相談、LINEなどSNS相談は可能ですか?
ご希望の内容によりますが可能です。やり方については、お問い合わせで個別にやりとりさせてください。
仕事帰りに相談したいのですが、夜間帯に相談できますか?
できます。夜間帯はオンライン、電話などお好みの方法で相談できます。

保護者の相談会

 日曜日午後(場合により祝日午後)に『明日から元気が出る!保護者の
相談会』を開催しています。
遠方にお住まいの方はZOOMでのご参加も大歓迎です。
 よそのご家庭のエピソードに、「ウチだけではないのか…」と心持ちが軽くなることもありましょう。
参加者がお一人の場合もありますが、その場合は少々立ち入ったお話もできるかと思います。
 詳しい開催情報と参加のお申し込みはLINE公式アカウント(認証済)の友だち追加からお願いします。
ご参加、お待ちしています!

知能検査を実施中!
知能検査を実施中!

WISC-Ⅴ,WAISを用いて、中学生や高校生の困り感に対する支援をいたします。料金は検査と結果報告の面談を合わせて一式¥20,000-です。